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成人年齢の引き下げが税制に与える影響

成人年齢が18歳に引き下げられ、税制に与える影響についてまとめてみました。

 

■相続税
未成年者控除の縮小
20才になるまでの年数×10万円を控除
➡18才になるまでの年数×10万円を控除

 

贈与税特例の年齢要件が20歳以上から18歳以上に早期適用
相続時精算課税制度(20歳➡18歳)
贈与税に特例税率(親から20歳以上の子 ➡ 親から18歳以上の子)
住宅取得資金贈与(親から20歳以上の子 ➡ 親から18歳以上の子)

 

■遺産分割協議
18歳でも特別代理人なしで単独で遺産分割協議に参加できる。(これまで20歳以上)

 

選挙権以外にも、18歳は成人として経済的に自立することが期待されています。
スタートを18歳で前倒し、ゴールを70歳で後ろ倒しにすることで、国民の経済活動期間も長くなり、国としては、税収が増え・年金を減少させることを期待しています。

 

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