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令和4年度申告漏れ業種ランキング 2023/11/22

申告漏れ高額業種

令和5(2023)年11月22日、国税庁が公表した、「令和4事務年度所得税及び消費税調査等の状況について」において、申告漏れ高額業種は下記のとおりです。(カッコ内は1件あたりの申告漏れ所得金額)

 

1位:経営コンサルタント(3,367万円、前年1位)

2位:くず金卸売業   (2,483万円、前年-位)

3位:ブリーダー    (2,075万円、前年3位)

4位:焼肉       (1,611万円、前年-位)

5位:タイル工事    (1,598万円、前年-位)

 

2年連続1位の経営コンサルタントは、コロナ対策助成金のほか事業再構築助成金など、税金のバラマキに伴う特需案件が急増したことが背景にあるようです。

東京商工リサーチによると、令和5(2023)年10月までに経営コンサル会社の倒産が過去最多の116件に達したそうです。

 

助成金と企業の倒産

税金のバラマキによる特需とその後の倒産という現象はセットで、過去にもいろいろな業種で同じ現象が見られました。

社会保険労務士の特需であった雇用調整助成金にも大規模な税金が投入されているので、税務署が動けば、同じ現象が発生するかもしれません。

 

2位のくず金卸売業は、金属価格の高騰の影響で、くず金業者から原材料を仕入れる事業者が増えたようです。 

前年に引き続き3位のブリーダーは、ここ数年申告漏れの上位業種です。 

 

コロナ以前は、飲食業、不動産業、風俗業が申告漏れの上位業種でしたが、コロナ後は、焼肉店、工事業種、太陽光発電事業者などがランク入りしました。

コロナ明けの反動が所得漏れ業種にも影響を与えています。

 

副業、投資収入、不動産などに関する税金のご相談は、御茶ノ水の大向(おおむかい)税務会計事務所へご相談ください。

 

 

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